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Benzyl acetate (酢酸ベンジル)

酢酸をベンジル=ブロミドで処理して得られる誘導体。メタボローム分析でGC-MSを使用する際、極性化合物の揮発性をあげるためにベンジルエステル誘導体化を行った場合、酢酸は酢酸ベンジルとしてピーク検出、定量することになる。

EI mass spectrum of benzyl acetate.

酢酸ベンジルは多くの花に見られ、特にジャスミンイランイラントベラクチナシなどの精油の主成分である。これ自体がジャスミン様の甘い香りを持っており、香水化粧水に使われる[2]。またシタバチ類のオスを誘引する化合物(フェロモン)の一つでもあり、研究のためにこれらのハチを捕まえる際の罠に使われる[3]。さらに、酢酸ベンジルはプラスチックや樹脂、酢酸セルロース硝酸エステルなどを溶かす溶媒としても用いられる。脂溶性が高く、皮膚に触れると脱脂を起こす。

https://ja.wikipedia.org/wiki/酢酸ベンジル
  • 分子式:C9H10O2 
  • #CAS:140-11-4
  • 法規:消防法 第4類危険物 第3石油類 / 労働安全衛生法 第57条の2(SDS交付義務) / PRTR法 PRTR-第2種指定化学物質


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