修士課程2年の谷口紀恵さんが、第6回メタロミクス研究フォーラムで研究成果を発表し、メタロミクス研究フォーラム奨励賞を受賞しました

修士課程2年の谷口紀恵さんが、第6回メタロミクス研究フォーラムにおいて「メタロミクス研究フォーラム奨励賞」を受賞しました。【生体物質分析チーム】

演題は「シアノバクテリアのリピドミクスに基づく金属ストレスバイオマーカーの探索 〜メタロミクスとリピドミクスを融合した統合オミックスへの新展開に向けて〜」

谷口さん講演

本研究では、外部環境と直接的に接触していることから環境中の化学物質による影響をいち早く受けると考えられる細胞膜の主要構成成分である脂質に着目し、化学物質の安全性評価に資する脂質バイオマーカーの探索に取り組んでいます。講演では、金属ストレスを分析対象として取り上げ、金属イオンを添加した培地で培養したシアノバクテリアの生育状況を観察するとともに、LC-MS/MSにより金属イオンの曝露によって生じる脂質プロファイルの変化を解析し、バイオマーカーを探索した成果を報告しました。