FAQ

Q1. 研究室では、どんなことをしているのですか?

A. 文字通り研究をしているのですが、研究室での実験は学生実習と違っています。研究テーマに沿って、器具や試薬の準備、実験の計画、データのまとめ、考察と次の実験計画等々を主体となってこなします。もちろん研究室の教員や上級生(大学院生)、共同研究先の方などとの相談や討論(ディスカッション)を通じて研究を深めていきます。最新の研究報告(学術論文)などの知識をフル活用して臨むんです。ちょっと疲れたら休憩にティータイムなんかもあって、時には雑談に花が咲くことも。この雑談に研究のヒントが隠されたりしています。

念のため、研究室にはみなさん卒業研究の単位を取得しに来ていますので、睡眠やゲームなどは研究室外でとお願いしています。全員参加型のイベントはその限りではありませんので、臨機応変に対応します 笑。

Q2. 研究に参加するためには、どんな勉強をしたらいいですか?

A. 卒業研究で研究室に配属されるまでに、3年生までの学部講義の必修と選択の単位は是非にも取得しておいて欲しいですね。卒業研究の実験って凄く時間が必要なんですよ。あとは、プラスアルファで自分の好きな分野で良いので(生命科学に限らず)、たくさんの雑学を身につけてください。これが意外なところで役にたちます。

Q3. やっぱり英語の論文とか読むんですよね?ちょっと苦手なんです。

A. ハイ、笑。ただね、いきなり英語論文を読むのって難しいんですよ。研究者でも専門分野違いの論文には四苦八苦します。研究テーマをもらったら、それに関連する和文の専門論文を読みこなせるようになってから、英語論文を読んだほうが内容を理解するのに効率的だと思います。そうは言っても、慣れるまでは苦労しますが、過去の卒業生はなんとかなっていたので、受験英語を切り抜けた皆さんならば心配無用です。

Q4. 卒業研究ではどのような技術が身につきますか?将来、研究開発職に就きたいです。

A. 研究室や研究テーマによって身につく実験手技は色々なんです。我々の研究室は分析化学が専門なので、機器分析装置を使った化学物質の定性や定量の実験技術が学べます。卒業研究ですと、決められた手順で装置を動かすことが最初の目標です。研究開発職に就く場合には、分析対象の化学物質ごとに装置の測定条件を決めたり、メンテナンスしたりと、より高度な技能が求められます。さらに、プレゼンテーションや科学的な思考方法のスキルも必須です。卒業研究の1年間は正直大変短いですので、是非とも大学院に進んでこれらのスキルの研鑽を積むことをお勧めしています。