「第33回クロマトグラフィーシンポジウム」を2026年6月に東京都八王子市で開催する運びとなりました。本シンポジウムは、クロマトグラフィー技術をはじめとする分離分析に関する最新の研究成果や技術動向を共有し、幅広い分野の研究者や技術者が交流を深める場として発展してまいりました。これまでのご支援に深く感謝するとともに、今回の開催が実りあるものとなるよう尽力してまいります。

開催地となる八王子市は、江戸時代から甲州街道の要衝として栄え、近代には繊維産業の中心地として発展しました。現在では、精密機械・電子部品産業が集積し、先端技術を支える都市としての役割を担っています。また、多くの大学や研究機関が立地し、学術・産業の融合が進む地域でもあります。さらに、高尾山をはじめとする豊かな自然や歴史的な文化財にも恵まれ、訪れる人々に多彩な魅力を提供しています。

本シンポジウムでは、クロマトグラフィーを軸に、基礎から応用に至る幅広い研究発表が行われる予定です。新たな手法や装置開発、環境・医療・材料科学など多分野への応用研究など、多様な視点から分離分析技術の未来を議論する場となることを期待しています。また、本シンポジウムが、新たな研究テーマの発見や産学連携のきっかけとなるよう、充実したプログラムの構築を進めております。

多くの皆様にご参加いただき、活発な意見交換を通じてクロマトグラフィー技術のさらなる発展につながる場となることを願っております。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

第33回クロマトグラフィーシンポジウム
実行委員長　梅村 知也