「高校生物発展講座(教員対象)」を開催しました。次回は11/29(金)18:30~ 千代田キャンパス 「私たちは生命をつくれるか?~合成生物学のはなし~」です。

2019年 第2回「高校生物発展講座」10/25(金) 18:30~19:50 千代田キャンパス

「宿主細胞内におけるレジオネラの多彩な生存戦略」生命医科学科 新崎恒平 准教授(分子細胞生物学研究室)

 

 ヒトの細胞・細菌・ウイルスの構造や増殖形態の違いを確認後、ウイルスにも構造によってアルコールが効くウイルスと効かないウイルスがいることが解説され講義が始まった。

 ウイルスのヒト細胞内での増殖機構についてインフルエンザウイルスを例に、また、病原菌のヒト細胞への侵入方法や小胞輸送を利用した感染経路については、サルモネラとレジオネラを例に挙げ、最新の研究を交えて講義がすすめられた。

 講義の最後には、オートファジーが自食を介した飢餓への対応のみならず、細胞内病原菌の排除機構としても働くことを概説し、レジオネラがオートファジーを遮断する分子機構の解説も行った。

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次回(今年度の最終講座)は11/29(金)18:30~19:50 東京薬科大学千代田サテライトキャンパス

「私たちは生命をつくれるか? ~合成生物学のはなし~」応用生命科学科 冨塚 一磨 教授(生物工学研究室)

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2019年 第1回「高校生物発展講座」9/27(金)18:30~19:50 千代田キャンパス
「ケミカルバイオロジーによる生命現象の理解」分子生命科学科 伊藤昭博 教授(細胞情報科学研究室)

 

 化学を出発点として生物を理解する「ケミカルバイオロジー(化学生物学)」と,生命現象を出発点としてそれらを構成する要素に分けて化学で説明する「バイオケミストリー(生化学)」の違いの解説から講座が始められた。

 学問領域「ケミカルバイオロジー」を生み出した「免疫抑制剤:FK506 」の開発の背景として,免疫抑制剤探索の戦略や作用機構解析などについて実際の実験方法を例示しながら講義がすすめられた。

 後半は,エピジェネティクス研究の最先端の情報として,ヒストンの化学修飾と遺伝子発現機構の関係性について解説され,臨床の現場で使用されている薬の中に日本の研究者が発見したものがあることにも触れられた。

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