在学生の声

応用生命科学科の在学生の声

応用生命科学科・大学院で学ぶ在学生の声を紹介します。

青田 侑生 さん

修士課程1年(環境応用植物学研究室)

 私は高校生の時図書館で、オゾンホールに関する本を読んでから環境問題に興味を持ち始め、生命科学という生物が関わる様々な事が学べる応用生命科学科に入学しました。

 私が所属している環境応用植物学研究室は、微細藻類という光合成をする微生物を用いて研究をしています。私はChlorella kessleri 11hという緑藻を使って大量培養の研究をしています。微細藻類は現在、CO2を固定することで得られる産物をバイオ燃料や食料、医薬品、化粧品などへ利用するために大量培養が期待されています。そこで、日本で大量培養ができるように、従来の培養方法よりも多くの細胞を回収することを目標として毎日実験や培養装置の改良をしています。

 今後は、今の研究を進め、微細藻類の大量培養によってエネルギー資源問題や環境問題の解決に少しでも貢献できるよう、頑張っていきたいと思います。

高柳 周汰 さん

応用生命科学科4年(環境応用植物学研究室)

 1〜3年生までの生命科学実習では大学の講義で学んだ知識を実際に実験で行う楽しさや大変さを知りました。教科書に載っている実験手順の意味を一から考え直して試薬を作り、検出機器や道具の構造を理解した上で実験の結果がどう得られるか考えるのは楽しいです。しかし、実験なので失敗することもありますが、失敗にも必ず理由があります。そうした場合は再び考え直して試薬作りは正しかったか?道具の扱いが間違っていなかったか?など次はどうすれば成功するのかを考察するのは大変でした。

 私はもともと微生物や植物がどのように有害物質を取り込んで環境に適応しているか興味があったことから藻類であるシアノバクテリアによる排水の浄化を研究テーマとしています。シアノバクテリアには二つのリン酸輸送体があり、面白いことにこのリン酸輸送体はリン酸だけでなく分子構造がよく似ているヒ酸も取り込むことができます。リンは環境中に流出しすぎると水質の悪化、生態系の破壊を招くことがあります。またヒ素は土壌中から水に溶出することがあり、地下水摂取で中毒を起こすことがあります。シアノバクテリアのリン酸輸送体の機能を最大限に活かしてリンとヒ素の回収を行うための研究を行っています。

 周りにも各々の研究テーマをもった研究室の仲間がいるので、気軽に意見を交換する中で新たに気づくことも多いです。得られた様々な知識を活かして研究を進めていきたいと思います。

小林 幸平 さん

修士課程1年(応用微生物学研究室)

 実を言えば、私は大学入学の時点でもただ漠然と微生物についての研究をしたいと思うだけで、具体的なことは何も考えていませんでした。大学の講義で専門的な知識に触れ、様々な実習をこなすうちに、私の心のなかで微生物の研究をするというイメージが固まってゆきました。

 応用微生物学研究室で、私は好気性高度好熱菌Thermus thermophilusという70℃の高温で生育する微生物を使って研究をしています。Thermusは高温で生きるために酸化などのストレスへの耐性が高いとされており、私が研究している鉄貯蔵タンパク質Ferritin-like proteinもThermusのストレス耐性に関わっていると考えられています。Ferritin-like proteinではわかっていないことも多く、まだ誰も知らないことが発見できるかもしれないとわくわくしています。

 研究をしていると、わからないことや失敗することもありますが、そこから何をすべきかを考えることも含めて、とても充実していると感じています。

豊泉 佳奈美 さん

応用生命科学科4年(応用生態学研究室)

 私は高校3年生の時に参加した夏休み研究実習で動脈硬化と研究としての医学に興味を持ち、生命医科学科に入学しました。入学後は医学だけでなく生命科学という幅広い分野を学んだことで視野が広がり、3年次の研究室選択の際には「陸上植物の環境応答機構とその生態学的な意義を明らかにする」というテーマに惹かれ、現在所属している応用生態学研究室を希望しました。

 応用生態学研究室では各々が違った研究テーマを設定し、研究に取り組んでいます。私の研究テーマは「マオウの環境条件に対する応答性の診断」です。薬用植物であるマオウは成長速度が遅く、見た目による栽培管理の判断が難しい植物です。現在、薬用植物園の三宅先生にお力添えいただき、栽培条件を変えて栽培したインテルメディアマオウを用いて、光合成系の解析を行うことでマオウの環境条件に対する応答性の診断を試みています。

 今後は「高品質なマオウの安定供給」を最終的な目標とし、まずは安定した栽培法の確立を目指します。現在、薬用植物の国内自給率は12%ほどでほとんどが輸入に頼っており、また安価で良質な薬用植物の入手が困難になってきています。そこで、マオウを初めとした薬用植物の安定栽培法を確立することにより、違った面から医学に貢献したいと考えております。

笠井 拓哉 さん

応用生命科学科4年(生命エネルギー工学研究室)

 私は高校生の頃に受けた生物学の授業がきっかけで、より深く生物学を学びたいと考え、東京薬科大学の生命科学部に入学することを決めました。生命科学部では微生物学や分子細胞生物学などの幅広い専門的な講義が3 年次までに全て受けられ、1 年次後期から始まる生命科学実習により専門的な技術が身につけられることが魅力です。

 4 年次から生命エネルギー工学研究室に所属し、微生物の遺伝子について解析しています。まず、この研究室に入って驚いたことは、田んぼにいる微生物を利用して発電を行う研究の一環として、研究室のメンバー全員で田植えを泊まりがけで行ったことです。みんな泥の中に裸足で突っ込み、服を泥で汚しながら田植えを楽しみました。実験の結果も気になるところですが、私が何より楽しみにしていることは、秋に収穫するお米をみんなで味わうことです。このような最高の思い出を作っていきたいです。

松本 寛子 さん

大学院博士課程 1年
(日本農薬株式会社 研究開発本部 安全性・医薬ユニット 毒性・薬理グループ 勤務)

博士課程に入学して

 私は2007年に生命科学研究科修士課程を修了し、現在農薬メーカーの研究職として勤務しながら、博士後期課程に在学しています。卒論および修士課程では環境浄化作用であるバイオレメディエーションについて興味を持ち、微生物の新たな機能について学びたいという一心で環境応答生物学研究室(現環境応答植物学研究室)にて研究を行いました。研究室はアットホームで楽しかったのですが、研究はなかなか思ったようにいかず、結果を得るために夜遅くまで検討を続けたりと、楽しさ半分、大変さ半分だったなと記憶しています。

 卒業後は、農薬メーカーにて動物や細胞、環境生物を用いた農薬の安全性研究に携わっています。最近では仕事にも慣れ、新しい研究テーマを任される立場となりました。上司や先輩に助けられていますが、新しい研究を組み立てるのは難しく、大学で研究者として専門性や研究を遂行する力をもう少し身につけておけばよかったと思っていました。そのような矢先、大学と会社の協力をいただき、在職しながら博士後期課程として入学させていただくことになりました。現在は、休暇等を利用しながら会社と大学の両方で研究をさせていただいています。大学では研究室で実験を教わったり、ディスカッションをしたりと懐かしくもあり新鮮な研究生活を送っています。自分の好きな研究テーマを見つけることができ、研究者としての礎を築けた東京薬科大で新たな研究生活を始められたことに感謝し、博士号取得に向け努力していきたいと思っています。

受験生のみなさんへ
みなさんは東京薬科大生命科学部のどのようなことに興味を持ちましたか? 私はバイオや環境系に興味を持ち、これらを体系的に学びたいという希望に合致したのが日本で最初の生命科学部である本学でした。生命科学部での講義や実習は生物、化学、物理全般を網羅した内容であり、また卒業研究を通じ得られた能力は企業の研究職としても非常に役立っています。自由な風土のためそれぞれの個性を活かせ、将来色々な可能性を見いだせる大学だと思っていますので、ぜひ東薬でみなさんの可能性を広げてください!

古川 龍太郎 さん

博士課程2年(極限環境生物学研究室)

 極限環境生物学研究室は、生物の生存限界を知るための極限環境生物学、生命がどのように生まれ進化してきたかを知るための初期生命の進化タンパク質を自由にデザインし、社会に役立てるためのタンパク質工学の3つをメインテーマとして研究を行っています。本研究室の魅力は、一人一人が異なる挑戦的なテーマに取り組めることです。

 例えば、宇宙に生物がいるかを検証するというテーマや太古の生物のタンパク質を復元して調べるというテーマがあります。このような壮大なテーマに積極的に挑戦することで、自然科学の奥深さを味わうことができます。また、宇宙や深海に関わる研究機関や企業、他大学と共同で進んでいる研究も多くあり、刺激の多い研究生活を送ることができます。

 極限環境生物学研究室は、自由に伸び伸びと研究がしたい人を待っています。

(東薬ニュースレター 2014. 10月号より)

仁田原 翔太 さん

博士課程3年(極限環境生物学研究室)

 微生物は土壌や河川、海などの自然環境をはじめとして、いたるところにいます。私たちヒトの皮膚や腸の中にも微生物はたくさん存在し、私たちの健康と深く関わっていることがわかっています。微生物には膨大な種類が存在し、そのうち研究室で培養できるものは1%にも満たないと言われています。

 この大きな地球にはさまざまな環境があり、私たちが生活している20 ~30℃、1気圧の環境ばかりではありません。例えば深海熱水噴出孔では300℃以上にもなる熱水が噴き出しています。また温泉では高熱かつ酸性になる場所が存在します。高温の環境ばかりではなく、北極、南極や深海など0℃近くになる低温環境もあります。これらの環境でも微生物は存在し、生きていくことができます。それらは総称して「極限環境微生物」と呼ばれます。それは大腸菌などの「普通の微生物」では生きていくことができないために、そう呼ばれます。

 現在、私は極限環境生物学研究室でそのような極限環境に住む微生物を培養したり、それらの微生物が持つ遺伝子やタンパク質について研究しています。生物のタンパク質はその生物の生育環境に適応しているので、高温あるいは低温で働く有用なタンパク質が見つかることが期待されています。ときにはJAMSTECの船に乗り、ハイパードルフィンやしんかい6500といった潜水艇を使い、熱水噴出孔や深海からサンプルを採取しに行きます。船酔いは大変ですが非常に楽しい、貴重な経験です。

 今後は、さまざまな環境にすむ、まだ誰も知らない微生物を明らかにしていきたいと思います。

小池 榛菜 さん

修士課程1年(応用微生物学研究室)

 私は高校生の生物で微生物に興味を抱き、大学では微生物を利用したことを学びたいと思いはじめ、それならどの研究室であれば学べるのかと調べている中で挙がった研究室の1つが、今所属をしている研究室でした。

 今現在は、好気性高度好熱菌Thermus ThermophilusHB27という70℃の非常に高温な環境で生息をしている微生物を扱っています。Thermusの興味深い点は、高温環境に耐えられる耐熱性を持っているため、これを利用した様々な可能性を秘めているということです。この耐熱性と酸化ストレスというキーワードを基に、現在、抗酸化防御機構に関わるOxyRという転写因子がどの遺伝子をターゲットとしているのかをテーマに研究をしています。将来的には過酸化水素のバイオセンサーとして工業的利用へと繋げたいと考えています。

 研究を始めて非常に痛感した事は、結果がすぐに出ないということです。時には1ヶ月も結果が出ないという事が多々あります。3年生までの学生実習では答えが分かっていることを行うため、4年生に上がり研究を始めて間もない頃は、なぜ結果が出ないのか非常に苦痛で仕方がない時期がありました。その頃に偶然にも極限環境生物学会と分子生物学会で発表をする機会を得ましたが、失敗続きで自信を持てるようなものがない状態で発表なんかしても良いのかと思っていました。ところが、何かの発表を聞いていた際に「誰も分からないから研究をしている」という当たり前のことを質問に対して堂々と答えているのを聞き、未知の領域に踏み込んでいる自分自身の研究に対して自信を持つようになり、これを機に研究を楽しく思うようになりました。また、修士1年生に入りしばらくした頃に、国際学会で研究発表をする機会を突然いただき、再度不安に陥りましたが、英語圏ではない方も多く参加をしており、言葉の壁を持っている状態であっても意見交換では研究をしているという共通点で通じ合えることができたため、自分の研究が世界で通用していることを大いに実感しました。今思うと研究を始める前までは想像もしていなかった量の経験ができ、研究室の先生方には非常に感謝をしています。

 研究は答えが分からないことを調べるため、日々が手探り状態で気が遠くなるようなことも時にはありますが、何か1つでも手応えがあった時の喜びは実際に経験してみないと分からないものです。その喜びを求めて研究を続けています。

*写真の中央が私で、4年生に協力していただいて撮りました。

山田 翔也 さん

修士課程1年(応用生態学研究室)

 私は幼少期からあらゆる植物に魅かれ、無数に存在する植物がどのように様々な環境に対応して生育しているのか、高校の授業だけでは知りえないことまでやってみたいと思い、応用生命科学科に入学しました。大学での講義を通して植物について多く学び、現在呼吸系についての研究を行っています。植物にとっての呼吸とは、糖を分解しエネルギーを合成する経路です。私はこのうちミトコンドリアに局在する呼吸鎖電子伝達系に存在する酵素、alternative oxidase(AOX)に着目して研究を進めています。AOXは呼吸鎖に存在するのにもかかわらず、エネルギー合成に関与していない経路を触媒しているという面白い酵素です。

 植物の光合成速度は強すぎる光を受けると低下し、光阻害という現象が引き起こされます。今までの研究からAOXは、この光阻害の原因となる光化学系IIの損傷と修復に関わっていることがわかっており、私はその過程を詳しく調べるための研究を進めています。研究室ではやさしく指導してくれる先生方と意見を交わしつつ柔軟に進めることで、成功に近づくにはどのように工夫すればいいのかと考える力がつきます。そのためますますこれから幅広い知識をつけていきたいと思っています。

林 泰平 さん

修士課程1年(環境応答植物学研究室)

 高校時代に環境破壊や地球温暖化のニュースを耳にしたのをきっかけに、環境問題や生態学を学びたいと思い、応用生命科学科を選びました。この学科の魅力はすべての生物を素材に、生態学やエネルギー工学、微生物利用学など幅広く学べること。生物好きにはたまらない学科です。私の研究テーマは、緑藻を用いたトリアシルグリセロール(TG)の蓄積と解析。TGは食用油やバイオディーゼル燃料の原料として利用される脂質で、現在はTGに結合する脂肪酸の質を操作する研究に着手しています。

 まだ注目されていない分野ですが、操作が可能になれば油の質を目的に合わせて選ぶことができます。興味があるのはTGからココアバターを作ること。カカオ不足の解消にもなり、脂肪酸の質を変えてチョコレートの口溶けをより滑らかにしたり、逆に溶けにくくしたりできるのではないかと考えています。

 都筑先生からは、実験のたびに「それがわかると世界がどう変わるの?」と問いかけられます。おかげで常に世界へ視野を広げて研究することの大切さを教えられました。

 

(都筑 幹夫 教授 からのメッセージ)
 応用生命科学科では、すべての生物に共通の生命活動の分野と、バイオの力を使ってエネルギーや環境、食、医薬などに役立てる応用の分野、その両方を勉強していきます。動物や植物、微生物などさまざまな生物を対象として生き物の視点を学び、理解したことを社会に還元していく。それがこの学科の醍醐味です。現在は、さまざまな産業分野で生命科学の考え方が必要とされる段階に来ています。たとえばロボットが介護に利用されるように、工学や物理化学の分野が生命科学を通して人間や動物、自然につながり始めているのです。卒業生のなかには、研究に携わる人はもちろんのこと、JAXAの一員として宇宙での生物実験に関わる人、ビルの緑化に取り組む人、遺伝子関係のベンチャー企業への融資に携わる人などもいて、幅広い分野で活躍しています。

 生物に限らず、いろいろな分野に興味を持つ人に学んでほしいですね。

 林さんはとてもアクティブに実験に取り組む学生です。コツコツと積み重ねる姿勢を大切にし、さらに視野を広げていけば、きっといろいろなチャンスに巡り会うと思います。

神田 卓哉 さん

修士課程2年(応用微生物学研究室)
森永乳業株式会社 (生産技術職) 内定

 私の就職活動は「楽しく」をモットーに行ってきました。就職活動というのは面倒なことばかりです。何十通ものエントリーシートや筆記試験、何度も行う面接だけでなく、選考の日程被りや多額の交通費など大変なことばかしでした。このままじゃ面白くない就職活動になってしまうので、就活で楽しみを探しながら行いました。

 就活では行った所の無い場所に行き散策をし、就活を通して人との出会い、もしこの会社に入社したらやりたいことや人生プランなどの楽しいことを考えながら選考に臨んでいました。そうすることでポジティブな方向に気持ちが向き、緊張もせず良い雰囲気で選考が行えたと思います。

 辛い中でも楽しみを見つけて楽しく就職活動をすることで、自然と明るく元気に選考を受けることに繋がりよりよい結果が出せると思います。これから就職活動を控えているみなさん、体調に気をつけ有意義な時間を過ごして下さい。

(東薬ニュースレター 2015. 1月号より)

堤 万穂 さん

修士課程1年(生命エネルギー工学研究室)

 メタン発酵は生ゴミや生活排水などのバイオマスから、都市ガスの主成分であるメタンを含むバイオガスを生成するシステムです。またメタン発酵は石油のような化石燃料を使わないため、代替エネルギーとして注目されています。

 鹿島建設 技術研究所では担体に高密度に微生物群衆を保持し、メタンガスを高速に生成できる高温固定床式メタン発酵を開発しました。しかしどんな微生物がメタン生成に関与しているのか全貌は明らかになっていません。

 そこでメタン発酵槽内の微生物群衆から抽出したゲノムDNAをメタゲノム解析という手法を用いることで、微生物の菌叢と微生物の機能解析を行っています。

(鹿島建設 技術研究所で働く先輩からのメッセージはこちらにもあります。)

中間 翼 さん

修士課程1年(環境応用動物学研究室)

 高校生の頃、環境汚染物質や環境ホルモンといった言葉をよく耳にするなかで、環境や動物について勉強したいと思ったのが応用生命科学科に所属する研究室の選択につながりました。卒論のテーマは、船底塗料などに使用されてきた有機スズ化合物の影響による、インポセックスと呼ばれる巻貝類のメスのオス化現象の解明です。イボニシという巻貝を使い、まずは組織の再生という角度からメカニズムへのアプローチを図っています。現在は、組織再生中に発現量の増減が見られる遺伝子に注目し、それらがどのような働きをしているのかを調べているところです。最終的に、再生やインポセックスのメカニズムを解明することで、人への応用をはじめ、環境ホルモンの他の動物への影響を考える手がかりになるのではないかと考えています。

 高橋先生は、学生にヒントを与えて遠くから見守るスタンスで、すべての答えを与えてはくれません。おかげで、どんな知識が必要かを自分で考え、勉強していく姿勢が身についたのではないかと思っています。

越阪部 紗織さん

修士課程1年(環境応答植物学研究室)

 大学は実際に来てみないとわからないことがたくさんあります。なかでも、東薬ならではの授業を体感できる「模擬講義」や「実験教室」はオススメです。その面白さにきっとワクワクしますよ!また、私はオープンキャンパスに参加して、生命科学部の将来の進路が幅広いと知り、そこに魅力を感じました。自然豊かで勉強に集中できる環境だと実感できたのもよかったですね。ぜひ、オープンキャンパスに参加して、キャンパスライフをまるごと体感して下さい!

五十嵐 諒 さん

応用微生物学研究室 4年

研究室選択
 私は生命医科学科に入学しました。大学三年時に卒業研究の配属を決めることとなり、生命医科学科どの研究も非常に興味が持つことができましたし、医療貢献ができることに大きな期待を持っていました。

 しかし、なかなか“この研究がしてみたい”“なぜそうなるの?”“原因を自ら探りたい”と思える研究に出会えず、この研究室に行こうと心を決められずにいました。
そんな時、たまたま応用生命科学科にある応用微生物学研究室の研究内容『単為生殖から両生生殖への転換の機構について分子レベルの解析』を聞く機会があり、“なぜ、単為生殖から両性生殖に変わるのだろう”“その変化にどんなカラクリがあるのだろうか”“面白いな”と素直に思えました。

 今まで、医療分野に興味があり、医療貢献できることがしたいという思いはありました。しかし、どうせ一年間研究をするのなら、素直に面白い、興味を持てることを研究したいと考えていました。そう考えた時、他学科の研究室で『単為生殖から両生生殖への転換の機構について分子レベルの解析』を是非してみたいと心を決めることができました。

研究をしてみて
 実際に研究を始めると、学科間の垣根はあまり関係がないと痛感しています。大学一年生から三年生までの間に、幅広い知識を身につけることができますし、多くの実験、実習を行いますので、技術的な心配も不要です。わからないことがあれば、先生方がていねいにサポートしてくれます。

進路を選択される皆さんへ
 進路選択や大学選択に迷われている方は多いと思います。もちろん、こんなことがしたいというものも大事ですが、自分が素直に不思議に思えるものや、なんでこうなるだろうと答えを知りたくなるようなことに打ち込める環境を選ぶのも良いのではないでしょうか。

 東薬大の生命科学部には、転学科をしなくても他学科の卒論研究が選択できる素晴らしい環境が整っています。

浅川 航輝 さん

応用生命科学科 4年

自分1人の力で、テーマを深め研究を進めて行く。
 4 年次になって大きく変わるのは、講義の時間が大きく減り実験が増えることです。3 年次までは週に2 回程度ですが、4 年次では毎日研究室で実験を行っています。実験への取り組み方も変わります。3 年次までは「班単位」で、メンバーみんなで考えながら実験などを進めて行きますが、4 年次の実験は、自分1人で考えながら進めて行きます。元々実験が好きだったということもあり、今はとても楽しいです。また3年次までに学んだ知識や実験の手法などがジグソーパズルのピースが完成するように組み合わさり、「あのとき学んだことはこのためだったのか」と理解できる瞬間があるところにも楽しさを感じています。実験前に考えた通りの結果がなかなか出ず、失敗することも多いですが、なぜ失敗するのか、どうすればプロセスを改善できるのかを考え、期待通りの結果を出せたときには、頑張ってやってきて良かったと思います。また、先生の指導に自分なりの工夫を加えて実験が成功したときには、楽しさとやりがいを感じますね。来年は大学院へ進学します。今所属している環境応答植物学研究室で行っている研究をさらに深めて行き、その後は企業などの研究職に就くことを考えています。この大学で学んだことを活かして、社会に貢献できるような仕事をしていきたいと考えています。

藻類の研究を通じ応用生命科学・生命医科学の専門科目を多地球環境を考える。
 高校時代に見たニュースで環境問題への意識が高まり、大学では生命科学を学ぼうと決めました。藻類を活用して二酸化炭素を固定したり燃料として活用し、環境問題の解決に役立てるという研究になぜか心を惹かれ、そのことを学べる大学を探しているとき、高校の担任の先生から応用生命科学科の「環境応答植物学研究室」があることを聞き、自分もそこで研究をしたいと考えてこの大学を目指しました。そして現在、希望の研究室に入り、研究をしています。今取り組んでいるのは「円石藻の石灰化」についての研究。円石藻という藻類は、細胞の表面が「円石」という炭酸カルシウムでできた円盤状のものに覆われているのですが、その円石を形成する遺伝子の働きに注目し、遺伝子の働きを抑制した場合、円石の形成に影響があるかどうかを調べています。今は基礎的な仕組みについて調べている段階ですが、基礎が確立されれば、材料化学などの分野への応用も期待でき、地球環境の改善に役立つ可能性もあるのではないかと考えながら、毎日実験を行っています。

宮本 拓哉 さん

応用生命科学科4年(環境応答植物学研究室)
アステラス製薬株式会社 内定

 私は就職活動において「自己分析」「自己表現」の2つを意識していました。「自己分析」は自分の長所や短所、価値観等の再確認からはじめ、志望した製薬業界での仕事に大変でも自分がやりがいを感じ情熱をもって働けるのかを日々自問自答し続けました。そうすることで志望動機や自己PRにより一層自分の想いが具体的に伝えることができたと思っています。2つ目の「自己表現」はエントリーシートや面接において自分という人間がしっかりと相手の人事の方に伝わるよう意識していました。1つの企業にエントリーシートは1枚、面接は2〜3回で1回あたりの時間は30分程度と非常に短い時間です。その中で自分を出し切り一回一回後悔の無いものにしていくことで納得して選考を受けることが出来ました。最後に就職活動の相談にのっていただいたキャリアセンターの皆様や先輩方、不安な中励まし合い一緒に頑張ってきた仲間に本当に感謝しております。ありがとうございました(東薬ニュースレター 2016.1号より)。

山本 彩加 さん

応用生命科学科4年(環境応用動物学研究室)

 私の所属する環境応用動物学研究室では、環境ストレスが生体に及ぼす影響を日々研究しています。特にストレス応答性転写因子であるATF5に注目し、その遺伝子発現調節や脳神経系・嗅覚系での機能を分析しています。またイボニシを用いた組織の再生機構の解明も行なっており、それぞれの視点でヒトの健康維持への応用をめざした基礎研究を進めています。

 初めのうち、研究生活は辛いものだと考えていましたが、頼もしい先輩や、同じ悩みを持つ同級生がおり、学年分け隔てなく仲が良いです。研究以外にも納会やBBQ、研究室旅行といったイベントがあります。最近ではソフトボール大会が催されメンバーが一丸となりブロック戦では全勝することが出来ました。このようにメリハリのある充実した生活を送れることが当研究室の魅力です。

(写真は11月の研究室旅行にて撮影)

原田 啓生 さん

応用生命科学科4年(極限環境生物学研究室)

 私は一年生のとき、現在所属する極限環境生物学研究室の山岸先生のゼミを選びました。ゼミではタンパク質の構造とタンパク質工学についてのPBLを行いました。PBLはある課題を設定し、その課題を解決するために自ら学習するというものです。

 このゼミに加えて通常講義でもタンパク質について学び、タンパク質に興味を引かれ、私は極限環境生物学研究室で金属に結合するタンパク質について研究しています。タンパク質はアミノ酸がたくさんつながったもので、つながっているアミノ酸の数や種類、順番によって種類が異なり、さまざまな働きをします。このタンパク質を作り上げているアミノ酸の種類や並び順を変えて、どのタンパク質が金属によくくっつくかどうか調べています。

 研究は大変ですが、先生方に助けていただき、先輩方にも優しくしていただき、この研究室に所属してよかったと思っています。ゼミを選んだ理由は宇宙に生命はいるかという話に惹かれただけで大きな理由はありませんでした。少し気になったというだけでも積極的に関わっていくことは大切だと思います。

吉田 健勝 さん

応用生命科学科4年(環境応答植物学研究室)
東薬祭運営委員会 委員長

  第61代の東薬祭実行委員は3年生12人、2年生52人、1年生300人超。その約370名のスタッフが一丸となって東薬祭を成功させようと頑張りました。「探せ! 委員長」などの新企画も登場。宣伝活動にも力を入れました。ステージを作ったり、イベントを盛り上げたり、実務面で活躍してくれたのが1〜2年生たちです。私が委員長として心がけたのは、時間があれば後輩スタッフと話すようにしたこと。委員長の自慢は、スタッフたちの徹底したマナー。彼らはスタッフジャンパーを着用しているあいだ、飲食は一切しません。全員がスタッフの仕事に徹してくれた証です。400人近いメンバーが思いを一つにして動いてくれたというのはすごいことじゃないかと自負しています。東薬祭実行委員会の魅力は、学部を超えた友達がたくさん増えること。ぜひ一緒に東薬祭を盛り上げましょう!

小笠原 広人 さん

応用生命科学科4年(極限環境生物学研究室)

 私が所属している研究室は6月29 、30日にセミナー合宿を行いました。場所は山梨県にある『富士Calm』という研修所で、天気がよいと富士山を見ることが出来ます。セミナー合宿では、1つの教科書を章ごとに分割し、自分が担当する章の内容を要約して発表しました。

 発表のための資料をつくるのは大変で、発表も緊張しましたが、どこにいっても必要なことなので、経験できてよかったです。それぞれの章の内容もそうですが、発表の仕方、まとめ方など他の人の発表から学ぶことも多かったです。また、同期の人や先生方から質問されたときに、自分では考えもしなかったことや、そこまで細かく調べていなかったことに気づかされ、まだまだ勉強不足だと痛感しました。

 空き時間はキャッチボールをしたり、ゆっくり風呂に浸かったりと自由に過ごせました。夜にはみんなでお酒を飲みながら談笑する懇親会があり、先生方や先輩ともお話が出来て楽しかったです。  

 この合宿で得たものをこれからの研究や発表に活かしていきたいです。

 

笹本 峻弘 さん

応用生命科学科4年(極限環境生物学研究室)

 皆さんは「全ての生物は一つの生物から進化し生まれた」という考え方をご存知でしょうか? 私たちはその生物をコモノートと呼び、日々研究に取り組んでいます。これまでの結果でコモノートは75℃以上の環境に生きていたことがわかっています。(詳しくは極限環境生物学研究室のサイトにて!!)

 研究では自主性忍耐力が求められるため、時に苦しいこともあります。私の経験を踏まえ、1〜3年時の生命科学実習に関するアドバイスを一言申し上げます。

結果なんて二の次だ!!」*実習に限ります。

 本当に大事なのは実験操作の「意味」を理解することです。全てを理解するのは大変難しいかもしれませんが、理解しようと言う姿勢で実習に臨むことで、自主性や忍耐力を鍛えることができます。それは研究に取り組む上で非常に大きな力となって自身を支えてくれるでしょう。

 最後に一言。
大学生活は本当にあっという間です。しっかり楽しんで充実したものにしましょう!!

奥田 重将 さん

応用生命科学科 3年

 東京薬科大学はその名前の通り薬学が専門で、広大な薬草園を筆頭に多種の研究設備が整っています。そのなかでも生命科学部では数理学・化学・農学さらには医科学まで非常に広い分野を学ぶことができます。つまり生命科学という立場から様々な学科のいいとこ取りをできるだけでなく、薬学の土壌を武器にして新たな視点を手に入れ発想を産むことがこの大学では可能なのです(もちろん自ら能動的になれば、です)。何か生物学で将来やりたいことが決まっている人はもちろん、生物選択ではなかった人や、これから見つけたい人にも力になれる環境が整っています。

 私は酵母菌という存在を知ってからそれを中心とした微生物に大きな興味があったのですが、この大学の講義・実習を通して、微生物におけるゲノム等の知識や基本となる実験技術を習得し、これから研究してみたいテーマの詳細とそのために必要な技術が、視野の広がりとともに明確になってきています。

 皆さんは大学受験で期待と不安が入り混じる苦しい時を過ごしていると思います。そのような状況のなかでこそ出来ることから一歩一歩進み、後悔のないようにしてください。そうすればきっと充実した楽しい大学生活が待っていますよ。

粟野 聖月 さん

応用生命科学科 3年

内容が深まることで理解が進み、興味も湧いてきました。
 生命科学部の魅力は、私のように高校時代は物理選択であっても、大学で生物を一から楽しんで学べること。高校で学んでいない分、初めて知る内容も多く新鮮でした。1年次で印象に残っている授業は、後期にあった「遺伝生化学」。前期はDNAの構造や性質といった基礎の勉強でしたが、「遺伝生化学」はそこから一歩進んだ本格的な講義で、DNAとは具体的にこういうものだということがわかり、さらに興味が湧きました。

未知の実験に触れることは新鮮な驚きの連続。
 2年次になると専門的な教科が増え、遺伝子も応用的な内容に。生命を研究するうえでとても重要なことを学んでいる実感があり、ますます楽しくなっていきます。印象に残っているのは、大腸菌ベクターといって大腸菌にDNA断片を挿入し、そこから様々なタンパク質を作って増殖させる実験。大腸菌を利用したり、必要な部分のDNAだけを切り取ったり、新鮮な驚きがたくさんありました。3年次からは選択科目も増えるので、植物や環境なども学んでみたい。興味の幅を広げ、そこから自分がやりたいことを見つけていきたいと思っています。

別所 瑞萌 さん

応用生命科学科 3年

 学生のうちに沢山の人と関わり、自分の世界を広げることはとても大切なことだと思います。大学には広い範囲から様々な価値観を持った人たちが集まってきています。積極的に関わり広い世界に目を向けてみてください。

 特に私は海外に行ってみることをおすすめします。もちろん旅行でも良いのですが、東京薬科大学には生命科学部海外特別研修というプログラムがあり、ホームステイをしながらアメリカの大学に通うことができます。日本とは違う環境、文化で育った同世代の人々と関わることができるので、とても良い経験になると思います。私もこのプログラムに参加したのですが、ここでの経験で自分の価値観が変わり、大きく成長することができたと感じています。

 受験生の皆さんはラストスパートですね。私はこの時期に焦りからとてもネガティブになっていたことを覚えています。不安はあると思いますが、新しいことをしようとせずに、これまで通りやってきたことを続けてみてください。

 あと、余談ですが会場の机は斜めになっていることがあるので、鉛筆に滑り止めを着けておくといいですよ。皆さんが最後まで力を出し切れるよう応援しています。

大松 亮太 さん

応用生命科学科 3年(応用微生物学研究室)

 私が環境ゲノム学科に進んだきっかけは大きく二つありました。一つ目は、微生物や環境の変化に対する生態・生理学的な応答に関する知識をより深めたい、研究したいと考えた事。もう一つは、就職活動をする上で、配慮させた対応と優れた環境であると感じたためです。大学三年生での1年間は、将来の土台作りであると思います。そのため、四年生の研究に向け、また、今後のことをしっかり考え納得できる1年にできるよう身を引き締めたいと思います。

岩崎 佑菜 さん

応用生命科学科 2年

 私は高校がスーパーサイエンスハイスクールだったので、高校時代に化学系の実験に多く触れてきました。その中で化学に興味を持ち、化粧品の開発や研究に貢献したいと思い、本学の生命科学部に入学しました。また、本学の生命科学部は医療分野も含め幅広い生命科学分野を学ぶことができるため、高校時代に物理と化学を中心に勉強してきた私でも大学で生物分野の知識を身につけることができたり、医療についても学ぶことができたりする点に魅力を感じたのも本学の生命科学部を選んだ理由の一つです。

 1年次の講義や実習では生命科学の基礎的なことを中心に学んできましたが、2年生になると遺伝のしくみを細かいところまで勉強したり、有機化学を医薬品に含まれる物質と関連付けて学んだりと、内容が専門的になってきたためひとつひとつ理解していくのが大変です。特に私は高校時代に生物学をやってこなかったため、分子遺伝学や遺伝子工学の授業は毎回新しく学ぶ言葉も多く周りについていくのが大変ですが、先生方に質問すると毎回丁寧に教えてくださるので遺伝の知識が少ない私でも安心して勉強することができます。 

 毎週の生命科学実習はどの実習も本格的で様々な分野の実習を経験することができ、実習で扱う機器も充実しています。私はその中でも実際に血液を使って血液型検査をしたり、血清タンパク質濃度を測定した医療計測学実習が印象に残っており、医療への興味がさらに湧きました。

 勉強だけでなく、放課後や休日は部活動を通して趣味である音楽を楽しんでいます。私が所属しているハルモニア管弦楽団は歴史も長く、年に2回大きな演奏会があるため色々な曲を演奏することができとても楽しいです。

 将来何をするかは今はまだはっきりと決まっていませんが、本学の生命科学部で学んでいくうちに化粧品よりも医療に貢献したいという気持ちが強くなってきたので、CROなどの医療や薬に関わる仕事に就き、社会に貢献できる人材になりたいと思っています。

有村 悠子 さん

応用生命科学科 2年

 2015年11月26-28日にオリンピックセンターで開催されたCOY11 Tokyoに、運営スタッフとして参加しました。この国際会議についてご紹介します。

 COY11とはConference of Youthの略で、気候変動枠組条約(UNFCCC)が公式アドバイザーとなり、国連気候変動枠組条約締約国会議(COP21)の直前に開催されるユースの国際会議です。今年のCOP21はフランス、パリで開催されたためCOY11はパリがホスト国となり運営企画を行いました。そして今年のCOP21は京都議定書につぐ非常に重要な会議であるため、COP21のユース会議であるCOYもまた重要な位置づけとなりました。”COY is everywhere”のコンセプトのもとパリで開催されたCOY11と同時期に世界9カ国(フランス、カナダ、ブラジル、マダガスカル、モロッコ、ベナン、ニューカレドニア、インド、日本)でLocal COYが開催されました。その中のEast Asiaの代表国として東京が選ばれました。それがCOY11 Tokyoです。

 また、企画の一つである My thesis in 180 seconds に東京薬科大学の3人の院生の方々が登壇者として参加して下さいました。環境応答植物研究室に所属されている修士1年の越阪部紗織さん、櫻田舜人さん、そして生命エネルギー工学研究室の北山実穂さんです。これは環境に関連した研究を行っている方がご自身の研究内容を180秒以内で発表するというものです。また、インドと中継し、2カ国共同で行いました。越阪部さんは、”Algal technology against gloval warming”-藻類の技術で地球温暖化を救うというテーマで、また櫻田さんは、”Algal calcification”-藻類の石灰化、北山さんは、”Gleen electricuty”-グリーン電気というタイトルで発表して下さいました。発表のあと、櫻田さんに”これら藻類が持つ利点をどういうふうに活かしていけるのか?"と言う質問があり、”本来ならば、すべてCO2として排出されてしまうこところを藻類を用いると、循環させることができるため、CO2排出量を削減できる。これら、藻類は大きな可能性を秘めている"と答えてらっしゃいました。

 私はCOP21に日本のユースとして参加するため、7月にプロジェクトチームに入り、ウェブサイトの作成やメディアを担当してきました。しかし、COP21の直前に起こったパリ同時テロの影響により、渡航が中止となったため急遽、COY11 Tokyoのスタッフとして運営のサポートをしました。渡航中止の連絡を受けたときは本当に悔しくやりきれない思いが立ちこめていましたが、運営スタッフとして参加したこのCOY11 Tokyoを通して視野を広げるとはまさにこういうことなのだと実感した4日間でした。レベルの高い参加者や実行委員会のメンバーに囲まれ自分の英語力不足をひしひしと感じ、気候変動問題に真剣に取り組む同世代のユースに圧倒されました。今回の経験を”体験"として終わらせるのではなくこれからの将来に活きるものにするために日々努力していこうと強く感じました。

安藤 兼那太 さん

応用生命科学科 1年

 私は専門知識を学ぶとともに、豊富な実験実習が行えるということでこの大学を選びました。高校時代は、実習といっても一年に数回で、先生の指導のもと全員で一つの作業を行っていました。しかし、生命科学部では実習は週2回、午後全てを使って、しかも2、3人一組で行っているため、充実した実験が行えます。さらに、毎週レポートが課題として求められます。レポートでは予想どおりの結果が得られなかった時、何故そうなったのか考える必要があります。そのため、他の人と相談したり調べたりして原因を考察します。時間もかかり簡単ではありませんが、今まで生物や化学で勉強したことを実際に体感できるので、うまくいくととても面白いです。

 ここで修得した専門知識と技術を活かして、私は将来、生命科学に関係した仕事に就きたいと思っています。そのため、今の基礎的な勉強に取り組んでいます。

中田 大暁 さん

応用生命科学科 1年

 東薬はなかなか魅力的です!校舎もお洒落ですし、空気も都会なんかよりずっときれいです。学園生活も、私は楽しくやらせてもらっています。勉強は…(笑)

 しかし、学園生活が楽しくなるか否かはその人次第です。私は最近思います。今の人はすぐに他の人と群れたがります。群れれば確かにたのしいかもしれません。楽かもしれません。でも群れることで、周りと同調し、自分を隠し、自分のプライドや信念を曲げ、やりたいことを自由にやれなくなってしまうのは、実につまらないと思います。同調なんて社会に出ればできてしまうものだし、嫌というほどやらさせられます。大学は社会の縮図、しかしその中で自分らしく過ごすことのできる最後の機会だと思います。

 もしこれを読んでいる受験生がいれば、先輩面して言わせていただきます。他の人の顔色なんて気にしなくていいんです。適度に群れて、あとは自由に自分の思う通りに、自分のやりたいことにチャレンジしてみてください!自分の信念のまま生活してください。そしていっぱい失敗して、次への力にしていってください。我々先輩はそうやって皆さんと同じように、勉強だけではないいろいろなことを、共に東薬で学べる日がくることを楽しみにしております。

金子 雄介 さん

応用生命科学科 1年

 生命科学部に入学してからの1年で、生命科学の基礎となる知識を学ぶとともに社会性を身につけることが大事なのだとわかりました。高校生活では受験へ向けてひたすら受験勉強をしてきましたが、大学での生活はそうはいきません。実習では何人もの人と手を組み一緒に実験を行っていき、講義内容の理解をさらに深めるために友人達と集まり話し合ったりしていくことが必要不可欠です。

 さらに私たちの年から産学協同PBLという授業が新しく始まりました。これは実際にある企業に勤めている方々に来てもらい、毎日どういう仕事をしてどういうことをディスカッションしているのかということを教えてもらい、学生側があるテーマをもらってそれに対するプランの作成、ディスカッション、改善などをし企業の方々にプレゼンするという授業でした。プレゼンした私たちに対する企業の方々の評価は単なるシミュレーションゲームとしての甘い評価ではなく、普段企業の方々が行なっているのと同じような評価で実に現実的で厳しい評価でした。この授業は私が1年間様々な講義を受けてきた中で最も難しく、最も興味深い授業でした。そしてこの授業を通して、大学と高校の過ごし方は違うのだとはっきり認識しました。

 1年次は生命科学の基礎の範囲の学習をしてきて、2年次ではさらに専門的な内容の講義や実習があります。2年次では1年次で培った社会性をさらに高めつつ勉学に励んでいきたいです。

出口 侑希乃 さん

応用生命科学科 1年

 私は高校時代から生命の神秘に強く興味を持ち、生命のことを専門的に学べる学部に進学しようと考えていました。そこで、生命を幅広い視野から考えることができるという生命科学部へ魅力を感じ、本学への入学を決めました。

 PBL講座や、少人数でディスカッションを行うアドバイザーゼミなど、机に座って講義を聞くという普段の授業スタイルとは違う様々な授業を1年次から経験できることは本学ならではだと感じます。特に週2回の基礎生命科学実習は本学の最大の魅力です。この授業では生物・化学・物理分野の多くの実験を行いますが、中学・高校で行ってきた先生から与えられたことを淡々とこなす実験とは違い、内容がより専門的になったことは言うまでもなく、「何を目的とし、原理をもとにどのような結果が得られるのか」や「得られた結果から考えられること」など、今まで学んできたことを実際に体験し、考えることができます。時には失敗してしまうこともありますが、その際には教授と一緒に失敗してしまった理由を考え、「何が良くなかったのか」や「今後どのような対策をしたら良いか」など、教科書には載っていない多くのことを学ぶことができ、私にとってとても魅力的な時間となっています。

 このように恵まれた環境の中で、自分の目指す道を見つけるために日々を充実させていきたいと思います。

香西 春奈 さん

応用生命科学科 1年(藤原ゼミ)

 高校時代から生物学に興味を持ち始め、植物や動物の研究室がある東京薬科大学に入学を決めました。応用生命科学科70人のすばらしい仲間に恵まれ楽しい1年間を過ごすことができ、また、高校生活では経験できない多くのことを経験することができました。

 特に産学協同PBL講座で体験したグループごとのプレゼンテーション、ディスカッションでは多くのことを学びました。「資生堂」「アステラス製薬」から講師を招き企業の最前線で実際に行われている課題解決に取り組む中で、社会の中で必要とされているコミュニケーション能力やチームで取り組む難しさを知ることができました。夜遅くまでチームの話し合いを行い、最終プレゼンをやり終えた後はすばらしい達成感を得ることができました。本当に貴重な経験をすることができたと思います。

 またアドバイザーゼミでは、普段の講義とは違った楽しさがありました。英語の論文を読んだりプラネタリウムを見に行ったり(一緒に行った都筑ゼミの皆さんのページへ)楽しい時間を過ごすことができました。

 これから過ごす大学3年間では、興味ある分野について学び何事にも関心を持って生活したいと思います。また学生時代にしかできないことをたくさん経験し、社会に役立つような人になっていきたいと思います。