慢性骨髄単球性白血病の根本的治療薬の開発
腫瘍医科学研究室(生命医科学科),細胞情報科学研究室,生物有機化学研究室
プロジェクト概要
慢性骨髄単球性白血病(CMML)は、持続的な単球増加と骨髄系細胞の異形成を特徴とする造血幹細胞由来のクローン性骨髄系造血器腫瘍である。CMMLは高齢者に多く発症することから、高齢化社会を迎えた現代において患者数の増加が今後予想されるが、高齢者にも適応可能な根本的治療法は存在しない。腫瘍医科学研究室では、生体内反応により生じる分子がCMMLの発症原因であることを突き止めた(発表予定)。本プロジェクトでは、本ターゲット分子を阻害する化合物を開発し、CMMLの根本的な治療法の確立を目指す。
進捗状況
腫瘍医科学研究室にてターゲット分子同定(済み)
細胞情報科学研究室にてスクリーニング系の確立(進行中)
2018年4月 本プロジェクトが東京薬科大学知的財産創生研究事業に採択されました(代表:伊藤昭博教授,細胞情報科学研究室).
研究分担
細胞情報科学研究室:化合物スクリーニング
生物有機化学研究室:最適化化合物の創製
腫瘍医科学研究室:動物モデルでの薬効評価