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学部4年(昨年度)の奥田彩也夏さんが行った研究がPLoS ONEにアクセプトされました。

学部4年(昨年度)の奥田彩也夏さんが行った研究がPLoS ONEにアクセプトされました。【生体物質分析チーム】

研究の内容は以下の通りです。

本研究では、神経幹細胞へと分化誘導したiPS細胞に、化学物質(重金属イオンや酸化剤など)を暴露し、mRNAや非翻訳RNA(ncRNA)に注目して、その発現量の変化を詳細に調査した。その結果、化学ストレスに鋭敏に応答する長鎖のncRNA (lncRNA)をいくつか発見し、それらを生体影響評価のための新規バイオマーカーとして利用できる可能性を示した。さらに、これらのlncRNAが、その染色体上の近傍遺伝子の発現に深く関与していることを実験的に示した。

H. Tani, S. Okuda, K. Nakamura, M. Aoki, T. Umemura, Short-lived long non-coding RNAs as surrogate indicators for chemical exposure and LINC00152 and MALAT1 modulate their neighboring genes, PLoS One 12(7): e0181628 (2017)

https://doi.org/10.1371/journal.pone.0181628