教育活動

カリキュラム

生命科学部の1~3年次のカリキュラムは、4年次の「卒業論文研究」へと結実させる形で重層的に構成されています。

1年次

1年次から始まる実習を通し、基礎的な実験技術を学ぶ

 生命科学部では1年次前期に体験的な実習を行い、生命科学実験の面白さにふれます。1年次後期からは実習も本格的に始まり、生命科学の基礎である、生物・化学・物理の実験技術を学びます。自ら実験を行い技術を体得するだけでなく、その背景にある理論についても理解することを重要視しています。

  • ● 化学反応:ルミノールの発光実験
  • ● タンパク質:緑色蛍光タンパク質
  • ● 無機化学(金属イオン)
  • ● 物理量の測定と数値の取扱い
  • ● 環境化学(COD)
  • ● 多糖類の単離と加水分解
  • ● 組織と細胞の観察
  • ● 動物の解剖
  • ● 有機化学(分子模型)
  • ● 天然化合物の分離
  • ● 放射線:自然放射線の計測
  • など
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2・3年次

専門的な実習を積み重ね、4 年次の卒業研究への礎を築く

 2年次では微生物・植物・動物を使った専門的な実習における実験技術や有機化合物の取り扱い方などを修得します。さらに3年次では3学科共通の実習を行うとともに、それぞれの学科の特徴を生かした学科別実習も行われます。
 このように、幅広い分野の実習を経験することは、技術者・研究者として社会に出た時に非常に役立ちます。

  • ● 微生物の培養
  • ● 脂質の抽出と分離と定量
  • ● ミトコンドリアATPase活性測定
  • ● プロトプラスト・光合成
  • ● 酵素反応速度論
  • ● マンデル酸の光学分割
  • ● 医療計測
  • ● 免疫
  • など

3学科共通の実習

  • ● 酵素・タンパク質
  • ● 遺伝子
  • ● 細胞培養
  • ● 有機合成
  • ● 天然物分離精製
  • ● 発生分化
  • ● 蛋白質の立体構造
  • など
研究の英才教育─生命科学特別演習─

低年次から研究室に所属

 優秀な研究者としての人材育成を目的に、生命科学部独自の教育プログラムである「生命科学特別演習(研究英才教育)」を行っています。学習意欲が高く、成績が優秀な学生が、学部の授業だけでなく、早い段階から研究室に所属して、研究室員と同じように研究やゼミナールに参加します。一研究室あたり数名の特別演習生が参加しており、熱心に研究活動に取り組んでいます。大学院への飛び入学者の多くはこの特別演習の受講生で、学部時代から学会発表を行っている学生もいます。

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4年次
4年間の集大成─卒論研究─

研究室に所属し、最先端の研究を推進する

 最終学年である4年次の1年間はいずれかの研究室に所属し、教員の指導に従って実験を中心に進めながら、それぞれの研究課題に取り組みます。その成果を卒業論文としてまとめ、発表会の場で発表します。各研究室で開催されるゼミナールでは、研究に必要な英文の文献を読解するための訓練や、論文内容に関する質疑応答の訓練も行われ、論文の発表方法に至るまできめ細かな指導がなされます。3年次までに修得した実験技術やデータの処理法などを駆使して最先端の生命科学研究を実践する卒業研究は、4年間の集大成となるものです。

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