第1回生命科学セミナーが開催されました。(5/16(水)17:00〜)「テクノロジードリブン創薬」冨塚一磨教授(生物工学研究室)

第1回生命科学セミナー
日時: 5月16日(水)17時〜
場所: 研究3号棟12階 セミナー室 G

 

演者: 冨塚一磨
生物工学研究室 教授

 

タイトル:テクノロジードリブン創薬

 

要旨:
新薬を出せない製薬企業は生き残れないとされる一方で、その成功確率は低く、長年にわたる多額の投資が必要という傾向は、グローバル化の進展とともに年々強まっています。こうした状況を打破する「特効薬」は「新たな技術」であると考えてきた演者は、製薬企業の研究者としてはユニークな立ち位置で、四半世紀にわたり一貫して創薬技術の研究開発を行ってきました。
本セミナーでは、抗体医薬の実用化を阻んだ課題(ヒトに対する抗原性)を解決するため演者らが開発した、ヒト抗体産生マウスを軸に、抗体医薬の萌芽期から今日の隆盛に至るダイナミックな成長過程を振り返るとともに、成長の原動力として創薬技術が果たした役割について議論します。加えて、ヒトゲノムプロジェクト完了がもたらす情報の活用を目指した、分泌蛋白質の生理活性を効率的に評価できる生体内スクリーニング系の開発と、それを用いた新規腸管上皮成長因子の同定についても紹介します。生物工学研究室では、医療・医薬の将来像を見据えた、新たな成長のエンジンになり得る技術開発に取り組んでいきたいと考えていますが、本セミナーが、このテーマについて今後皆さんと議論を深めていくきっかけとなれば幸いです。

 
問い合わせ先:
生命科学セミナー担当
分子生化学研究室 柳 茂